ドラゴンヘッドはその人が輝く「スタンス」

「ドラゴンヘッド」という存在をご存知でしょうか?

ホロスコープ上に表示される、このような記号が、「ドラゴンヘッド」です。

定義としては月の軌道と太陽の黄道の交点、「月の昇交点」を示すポイントとなります。

「ドラゴンヘッド」とは、何なのでしょう?
今世での課題であるとか、前世での行いからもたらされる幸福であるとか、前世からの縁であるとか….その説は様々あります。
「よく分からない」ままドラゴンヘッドをあまり意識せずになんとなくそのサインだけ認識している方などは多いのではないかと思います。

私もドラゴンヘッドについてはつい最近まで「よく分からない」という印象で、鑑定の際に「人との縁」が発揮されるポイントとしてよく見かける、くらいの認識だったんですね。

ですが、様々な方のホロスコープをプレセッション式で読んで行くにつれ、そしてドラゴンヘッドの「意味」を注意深く探って行くにつれ、その「役割」のようなものがとても明確に見えて来ました。
注意深く読む上で、プレセッション式におけるその人のドラゴンヘッドの「入室ハウス」、そしてそのドラゴンヘッドの度数の「サビアン」、そこに合やオポジションを形成する天体などを全て考慮することがとても大切であり、かなり理解を深めることができました。

特に、ドラゴンヘッドの度数の「サビアン」を読むと、非常に分かりやすくなります。

見えてきたことは、ドラゴンヘッドが「その人が輝くための、その人らしく生きるための”スタンス”である」ということです。

スタンスとは日本語では態度や姿勢、という感じになりますが、とにかく「スタンス」という響きや意味合いが一番しっくりくるんですね。
スポーツ選手が試合に挑む時の「スタンス」、ビジネスマンが会議や営業に挑む時の「スタンス」、教師が生徒に教える時の「スタンス」、生きて行く上での「スタンス」。その「スタンス」の鍵をドラゴンヘッドが握っているんです。

ドラゴンヘッドのサビアンが示す”スタンス”でいられない時、その人は落ち込んでしまい、元気がでない。周りから見ても、上手くいってないように見える。
ドラゴンヘッドのサビアンが示す”スタンス”でいられる時、その人はイキイキとして、輝いている。周りから見ても、楽しそうで、魅力的に見える。

これは大まかにドラゴンヘッドの「サイン」だけでも言えることです。
例えばドラゴンヘッドが牡羊座の人が「周りに合わせる生き方をしてしまう、自分の意見をひっこめてしまう、自立よりも依存の選択をしてしまう」時、その人は「本来とるべきスタンス」と真逆のことをしてしまっているために、「なんか上手くいかない、楽しくない、生きがいを感じない」というような「くすぶった」状態になってしまうんですね。

ドラゴンヘッドは「こんなスタンスの自分でありたい」という意識が向かうポイントでもあると同時に、「自分がそれをできる自信がない、できるわけがないと思ってしまうという引け目を感じる」ポイントでもあります。

だからこそ、「ドラゴンへッドに太陽が重なる相性」というのはものすごく貴重なんですね。ドラゴンヘッドの「こんなスタンスの自分でありたい」という憧れのようなものは太陽の「目的意識」ととても似ているので、そこでシンパシーを感じ、互いに学び合い成長することができる、ということです。ドラゴンヘッド自体は「目的」ではないので、そこを認識しておくことは大事かもしれません。

上記のドラゴンヘッド牡羊座の人が「自我をしっかり持つ、個性を発揮する、人生を自ら切り開きチャレンジする、精神的に自立する」というスタンスになれた時、その人はイキイキとして輝くことができ、周りからも魅力的に見え、その人らしさを存分に発揮することができるんですね。面白いのは、「周りから見ても魅力的に輝いて見える」という点です。「あの人楽しそうだけど、心配だな」とはならないんですね。周りの人も応援したくなり、信頼感すら感じるんですね。

ドラゴンヘッドのサイン、度数のサビアン、プレセッション式における入室ハウス、またドラゴンヘッドのサインの支配星のサインと入室ハウスも追うことで、より具体的に「どのようなスタンスでいると自分が輝けるのか」ということが分かります。
同じドラゴンヘッド牡羊座でも、それらの条件によってその「スタンス」は千差万別になる、ということになります。

また、ドラゴンヘッドに何かしらの天体が乗っている場合、その人はその「スタンス」に天体の意味が加わってくる、その天体とドラゴンヘッドのスタンスが同時に発揮される、ということになります。特にドラゴンヘッドに個人天体が乗っている人は、乗っていない人に比べてかなり意識的にそのスタンスを実行していくことになるので、その「スタンス」を身につけるのが早かったり、同世代の同じドラゴンヘッドを持っている人達の「お手本」にすらなる時もあったりします。

「ドラゴンヘッドがしっくりこない」「その人の”スタンス”とあまり一致しない」場合は、その人のドラゴンヘッドの正反対のポイント、つまりドラゴンテイルに何かしらの天体が乗っている場合がほとんどです。太陽をはじめ個人天体の場合はかなり顕著です。ドラゴンテイルはヘッドの逆で「その人がすでに身につけている、当たり前にできるスタンス」です。テイルのサビアンを読めば、皆さん「そんなの当たり前だよ」と感じるかもしれません。本当に、意識しなくても自然にできることなんですね。テイルに個人天体が乗る人は「当たり前にできるスタンスをむしろ体現すること」がテーマになっている場合があります。主にそれは人生全体というよりは仕事で発揮している人が多いように感じます。もうすでに出来ることだから、ツールとして利用する、という感じかもしれません。

ドラゴンヘッドが示す「スタンス」に対する「引け目」を克服して、進んでその姿勢を体現していくと、人生が、ホロスコープ全体が、そしてその人自身が輝きはじめるでしょう。

自分の魅力を存分に発揮したい時、自分自身のドラゴンヘッドをいつでも思い出してみてください。何か目的に向かって進んでいる時、そのスタンスを実行してみてください。ビックリするほど人生が良い方向に展開するかもしれません。