ドラゴンヘッドは「自己統合の扉」

「ドラゴンヘッド」という存在をご存知でしょうか?

ホロスコープ上に表示される、このような記号が、「ドラゴンヘッド」です。

定義としては月の軌道と太陽の黄道の交点、「月の昇交点」を示すポイントとなり、実際に天体として物質的に存在しているものではありません。

「ドラゴンヘッド」とは、何なのでしょう?
今世での課題であるとか、前世での行いからもたらされる幸福であるとか、前世からの縁であるとか….その説は様々あります。
「よく分からない」ままドラゴンヘッドをあまり意識せずになんとなくそのサインだけ認識している方などは多いのではないかと思います。

私もドラゴンヘッドについてはつい最近まで「よく分からない」という印象で、鑑定の際に「人との縁」が発揮されるポイントとしてよく見かける、くらいの認識だったんですね。

ですが、様々な方のホロスコープをプレセッション式で読んで行くにつれ、そしてドラゴンヘッドの「意味」を注意深く探って行くにつれ、その「役割」のようなものが明確に見えて来ました。
注意深く読む上で、プレセッション式におけるその人のドラゴンヘッドの「入室ハウス」、そしてそのドラゴンヘッドの度数の「サビアン」、そこに合やオポジションを形成する天体などを全て考慮することがとても大切であり、理解を深めることができました。

特に、ドラゴンヘッドの度数の「サビアン」を読むと、分かりやすくなります。

見えてきたことは、ドラゴンヘッドが「その人が輝くための、その人らしく生きるための”スタンス”である」「人生が次のステージにいく時の扉のようなもの」ということです。

もっと言語化すると「自己統合(太陽と月の調和)の扉(ポイント)」という感じです。
月(陰、女性性、肉体)の軌道と太陽(陽、男性性、魂)の黄道の交点ですから、「自己統合の扉」であることは間違いないって感じですよね。

ドラゴンヘッドのサビアンが示す”スタンス”でいられない時、つまりその扉を閉じている時、エネルギーが停滞します。
ドラゴンヘッドのサビアンが示す”スタンス”でいられる時、つまりその扉を開いている時、エネルギーが活発になり循環し、その人はイキイキとして、輝いている。周りから見ても、楽しそうで、魅力的に見える。

これは大まかにドラゴンヘッドの「サイン」だけでも言えることです。
例えばドラゴンヘッドが牡羊座の人が「周りに合わせる生き方をしてしまう、自分の意見をひっこめてしまう、自立よりも依存の選択をしてしまう」時、その人は「本来とるべきスタンス」と真逆のことをしてしまっているために、「なんか上手くいかない、楽しくない、生きがいを感じない」というような「くすぶった」状態になってしまうんですね。
「他人の目や常識などを気にせずありのままの自分で生き、チャレンジしていく」この”スタンス”がとれた時、ドラゴンヘッド牡羊座の人は輝き、人生がひらけていきます。

ドラゴンヘッドは「こんなスタンスの自分でありたい」という意識が向かうポイントでもあると同時に、「自分がそれをできる自信がない、できるわけがないと思ってしまうという引け目を感じる」ポイントでもあります。

しかも、観察していると
「人生が次のステージに向かう、という転換点の時に、ドラゴンヘッドの扉を閉じていると停滞する」
のではないか?と感じます。
魂は、肉体と共に道を進んでいきます。次のステージへ向かう、という時、その2つが調和している必要があるのです。

そして自分だけではその扉が開けない時、「自分のドラゴンへッドに太陽が重なる相手」というのは、パワーをくれる相手なんですね。(他の天体でも同様ですが、太陽が一番パワフル。もしくはそのドラゴンヘッドのサインの支配星)
ドラゴンヘッドの「こんなスタンスの自分でありたい」という憧れのようなものは太陽の「目的意識」ととても似ているので、そこでシンパシーを感じ、互いに学び合い成長することができるし、「ポイント」であるドラゴンヘッドに対し、太陽は「エネルギー」を発している物体なので、刺激するエネルギーがもらえる、ということです。ドラゴンヘッド自体は「魂の目的」そのものではないので、そこを認識しておくことは大事かもしれません。

ドラゴンヘッドのサイン、度数のサビアン、プレセッション式における入室ハウス、またドラゴンヘッドのサインの支配星のサインと入室ハウスも追うことで、より具体的に「どのようなスタンスでいると自分が輝けるのか」ということが分かります。
同じドラゴンヘッド牡羊座でも、それらの条件によってその「スタンス」のテーマが様々付随してくる、ということになります。
例えばドラゴンヘッドが牡羊座で1室に入っていて、支配星の火星が12室に入っている、とかだったら、その「人の目を気にせずありのままチャレンジすること」は、スピリチュアルやアートなどに関連している可能性が高いわけです。もちろんその他にアスペクトも影響します。

また、ドラゴンヘッドに何かしらの天体が乗っている場合、その人はその「スタンス」に天体の意味が加わってくる、その天体とドラゴンヘッドのスタンスが同時に発揮される、ということになります。特にドラゴンヘッドに個人天体が乗っている人は、乗っていない人に比べてかなり意識的にそのスタンスを実行していくことになるので、その「スタンス」を身につけるのが早かったり、同世代の同じドラゴンヘッドを持っている人達の「お手本」にすらなる時もあったりします。

「ドラゴンヘッドがしっくりこない」「その人の”スタンス”とあまり一致しない」場合は、その人のドラゴンヘッドの正反対のポイント、つまりドラゴンテイルに何かしらの天体が乗っている場合がほとんどです。太陽をはじめ個人天体の場合はかなり顕著です。ドラゴンテイルはヘッドの逆で「その人がすでに身につけている、当たり前にできるスタンス」です。テイルのサビアンを読めば、皆さん「そんなの当たり前だよ」と嫌悪感すら感じるかもしれません(前世で散々やった、という感じ)。本当に、意識しなくても自然にできることなんですね。テイルに個人天体が乗る人は「当たり前にできるスタンスをむしろ体現すること」がテーマになっている場合があります。また、ヘッドのスタンスをどう取り入れて実行していくか、それそのものが魂の成長になる場合があります。

ドラゴンヘッドが示す「スタンス」に対する「引け目」を克服して、進んでその姿勢を体現して扉を開いていくと、人生が、あなた自身が調和・統合し、輝きはじめるでしょう。

自分の魅力を存分に発揮したい時、自分自身のドラゴンヘッドをいつでも思い出してみてください。何か目的に向かって進んでいる時、そのスタンスを実行してみてください。ビックリするほど人生が良い方向に展開するかもしれません。