水星は太陽の「ツール」

あなたの「アイデンティティ」は何でしょうか?
自分にしかできないこと、個性。それは何でしょうか?

 

英語が喋れる

パソコンのソフトが使える

一眼レフのカメラが使える、写真が撮れる

絵が描ける

着物が着れる

料理ができる

知識がある

 

などなど…
これらを「アイデンティティ」にしてしまってる人、よく見かけます。

しかし、これらをアイデンティティにしてしまうと、何が起こるでしょうか?

 

英語が喋れる人は、世界に何億人もいるでしょう。

パソコンのソフトが使える人は、世界に何千万人もいるでしょう。

一眼レフのカメラを使って写真を撮れる人は、世界に何千万人もいるでしょう。

絵が描ける人は、世界に何千万人もいるでしょう。

着物が着れる人は、世界に何万人はいるでしょう。

料理ができる人は、世界に何億人もいるでしょう。

知識がある人は、世界に何億人もいるでしょう。

 

つまりこれらは「あなただけもの」ではないのです。
これらをアイデンティティ(自分だけの、自分らしさ、個性)にすることは不可能なのです。
もしそうするのであれば、英語を喋れる人は世界でたった一人、ということにならなければなりません。

例に挙げたものは、天体で言えば、何が担当するものなのでしょうか?
それは水星です。つまり、これらは「ツール」なのです。
「自己表現」のための「道具」にすぎないのです。

 

アイデンティティを担当する天体は太陽です。水星ではありません。

そして太陽は「自己表現」を担当する天体です。

 

英語を使って何を表現、実行するか?

パソコンのソフトを使って何を表現、実行するか?

一眼レフのカメラを使って何を表現、実行するか?

絵を描くことで何を表現、実行するか?

着物を着て何を表現、実行するか?

料理を作って何を表現、実行するか?

知識を使って何を表現、実行するか?

 

アイデンティティ、個性とは、この「何を表現、実行するか」の部分なのです。

「計算が得意ね」「ピアノが上手ね」「英語が上手ね」「絵が上手ね」「ダンスが上手ね」

など、「水星(ツール)」を褒めるシーンはよく見かけますが、これがその人のアイデンティティを「水星」にしてしまう落とし穴だったりします。
特に親子間でこれが行われると、子供は「水星(ツール)」をアイデンティティにしてしまい、その後苦しむことになりますね。世の中にはそれをできる人は山ほどいるからです。

水星の年齢域(7~15才)では特にこの使い分けは難しいかもしれません。「水星を上手に使えるようになること」が水星の年齢域のテーマでもあるからです。「水星(ツール)」と「太陽(アイデンティティ)」の区別をしっかり認識しておくことは、子育てや教育においても非常に大切なことなのではないでしょうか。

これも日本でよく見かける光景ですが、

「私は英語が下手だから…」「絵が下手だから…」「パソコンが苦手だから…」「趣味のレベルだから…」

などを言い訳にして「自己表現」を自らあきらめてしまっている人、とても多いです。「上手い、下手」のジャッジも「水星(ツール)」に重きを置きすぎているからこそ起きる弊害です。大切なのは上手い下手ではなく「表現すること=太陽を使うこと」です。(もちろん、水星を上手に使えるようになる練習は必要ですよ!)

他者の、そして自分の「何を表現しているか(実行したか)」の「意思と個性と創造性」に目を向け、認めること、それらをアイデンティティにすることで、多くの人が自分自身の太陽を使える世の中であれば素敵ですね。「生きづらさ」を感じる人も減るでしょうし、「自信」を持った人も増えるでしょう。

あなたの水星(ツール)を使って、太陽(アイデンティティ)を表現しましょう。

もし、水星をアイデンティティにしてしまっている自分に気づいたら、それを使って何を表現したいの?と、自分自身の太陽に呼びかけてあげましょう。