年齢域とハウスの関係

「天体の年齢域」をご存知でしょうか?
ホロスコープにおいて、年齢を担当する天体が決まっている、というものです。
この天体の年齢域には、非常に大きな影響があり、その人が年齢によって「どんなテーマを体験するか、どんなテーマに意識が向くか、どんな環境になるか」を支配します。

年齢域は以下のように分かれています。

月 0〜7歳頃
水星 7歳〜15歳頃
金星 15歳〜25歳頃
太陽 25歳〜35歳頃
火星 35〜45歳頃
木星 45〜55歳頃
土星 55〜70歳頃
天王星 70〜85歳頃
海王星 85歳以降
冥王星 死の時、死の瞬間

ご自身の年齢によって、ご自身が今どの天体の年齢域にいるのか?をすぐに知ることができます。

※これより以下は必ずプレセッション式のホロスコープを参照してください。

年齢域の天体が分かったら、次にその天体が入室するハウスに注目します。(必ずプレセッション式のホロスコープのハウスを参照してください)
年齢域の天体とその天体が入室するハウスは、その年齢域の間(約10年間)に経験するテーマや環境を示します。

そして、そのハウス内での天体の位置によって「年齢域の天体のテーマをダイレクトに体験する年齢」を導くことができます。

例を使って解説します。

このホロスコープでは、牡羊座の土星と牡羊座の金星が同じ11室に入室しています。
つまり、このホロスコープを持つ人は「金星と土星の年齢域の期間に11室を経験する」ということになります。

ここで、意識しておくべき大切なことがあります。それは
ハウスのカスプ(出発点)=年齢域の年齢の出発点である
ということです。

この図で言えば、金星の年齢域の出発点である15歳頃になると同時に、11室のカスプから出発し、12室のカスプに向けて進む、ということです。
金星の年齢域の終盤である24歳にもなれば、11室のテーマはほとんど終わり、12室のカスプに近づいて行く、ということです。
11室のカスプである牡羊座4度から12室のカスプである魚座7度までの約32度を「10年」という年齢域の目盛りで分割し、年齢が進むと共にハウスのどの部分に進むかを見る、ということになります。

ここで、解説を入れるとこのようになります。

この場合、金星の年齢域になると同時に11室のテーマが始まります。11室のカスプの近くに土星がありますね。
これは、「金星の年齢域になってすぐにダイレクトな”土星”のテーマを体験する」ことを示しています。
「金星の年齢域の約10年間の中で、1番強く11室土星の経験をする時」になります。
11室の土星ですので、年上の男性(先生や教師)との関わりが増えたり、人との関わりで義務や責任が発生しそれがストレスとなったり(人間関係の課題)、牡羊座の土星ですので、自我が課題となり、”上手くいかないこと、時間や根気のいること”を体験し、不安やプレッシャーと向き合いながらも「自我を目覚めさせるために、自分は自分であるということを築くために」大きく成長する経験するかもしれません。

そして、土星を過ぎ、年齢が進むと共に、年齢域の天体である金星に向かって行きます。
この場合、21歳になる頃に、はじめて年齢域の天体である「金星」のテーマをダイレクトに体験することになります
土星の時とは打って変わって、人間関係が楽しくなったり、友達が増えたり、楽しい交流が盛んになる、また牡羊座の金星ですので反抗期的な行動に出たり、音楽やファッションやアートなどで反抗心を発散したり示したりするかもしれません。

これは土星でも同じ見方ができます。この人は、土星の年齢域を迎えると、また再び11室を経験することになる、そして65歳頃に金星を体験する、ということです。

年齢域では、その年齢域の天体のテーマは基本的にその年齢域の期間はいつでも影響しますし、その約10年間のテーマとして浮上します。ですが、
「年齢がそのハウス(年齢域)の中で天体がある位置(度数)に来ると、その天体のダイレクトで大きな『分かりやすい』性質とテーマを経験することになる」
ということです。

このように、天体の年齢域は、その天体が入室するハウスに年数の時間軸をハウスに対応させて見ることでより具体的に「その年齢域の期間(ハウス)の中で、どの年齢の時にどのような”大きな”テーマや経験をするか」を見ることができます。

また、図の「年齢域の出発点」であるハウスのカスプのサイン・度数は非常に重要です。その度数のサビアンを読むことで、「年齢域のはじまり(出発)に体験するテーマ」と「その年齢域で経験することの総合的なテーマ」が分かります。ハウスのカスプにはアングルと同じく「出発点」の意味があるのです。