子育てする時に見ておきたい、月のアスペクト

お子さんをお持ちの方は、お子さんのホロスコープを見れば、その性格や特徴が掴みやすくなります。育児の参考にされている方も多いのではないでしょうか。また、お子さんがいらっしゃらない方でも、ご自身のホロスコープを知ることで幼少期を振り返りセルフケアすることができます。今回はその中でも特に重要な、月のハードアアスペクトとその影響について解説します。

月は幼少期の環境を表します。
お子さんのホロスコープにおいて、月のアスペクトは親(特に母親)がどのように接しているか、どのような関係か?が如実にあらわれます。
お子さんの月のアスペクトを読むことによって、ご両親のお子さんに対する接し方のクセ、またお子さんが持つ幼少期に強く現れやすい性質や、身につけていくことを客観的に見ることができます。

また、ハードアスペクトを読むことによって、お子さんの負担になってしまっている部分や知らずのうちに過剰に接してしまっている部分が見えてきます。(その天体が逆行していた場合も過剰になる時があります)

 

☆月にハードアスペクトする天体があらわす親の傾向

・太陽
母親を尊重できない支配的な父親(家庭内で威張る、または夫婦関係が良くない)
→お子さんの性質としては、承認欲求が強く、意思と心がちぐはぐな場合があります。

・水星
言葉や説明の過剰、悪口や批判のある日常
→お子さんの性質としては、音や匂いに敏感、好奇心過剰により集中力に欠ける場合があります。

・金星
人の目を気にしすぎる、過剰な甘やかし(姫や王子のように扱う)
→お子さんの性質としては、ワガママで寂しがりや、甘えん坊な場合があります。

・火星
強さを求めすぎ、怒りすぎ、または早く早くと急かしすぎる
→お子さんの性質としては、神経質でマイペース、短気な場合があります。

・木星
与えすぎ、守りすぎ、過保護
→お子さんの性質としては、大雑把でルーズ、感情の波が大きい場合があります。

・土星
常識やルールを重視しすぎお子さんの感情に無関心、なんでも否定してしまう、マイナス思考のクセ
→お子さんの性質としては、引っ込み思案、非常に内向的、恐がりな場合があります。

・天王星
密接で安定したスキンシップや感情のやりとりが足りず情緒不足
→お子さんの性質としては、かなりマイペースで気まぐれ、短気で集中力に欠ける場合があります。

・海王星
子供に夢を見すぎ、愛情を求めすぎ、密着感や一体感を求めて共依存に
→お子さんの性質としては、混乱しやすい、空想的、甘えん坊な場合があります。

・冥王星
子供のすべてを把握しコントロールしないと気が済まず過干渉に
→お子さんの性質としては、感情をあまり表に出さない、ヒステリーの場合があります。

 

アスペクトは具体的には合、スクエア、オポジションを見ると良いでしょう。合は良い部分と悪い部分が極端に出やすく、スクエアは悪い部分が過剰に出やすい配置となります。

またこの時、月星座の支配星が入室するサインとアスペクトを見ることも大切になります。月自体にハードアスペクトがなくても、支配星にハードアスペクトがあればやりすぎの要素が見つかります。

では、お子さんの月のハードアスペクトを緩和してあげられなかった場合、どうなるのでしょうか?

月が持つハードアスペクトがもたらすもののひとつは、自己肯定感の不足です。それは同時に自意識の過剰を生み出し、卑屈さやひがみっぽさ、そして自己肯定のための責任転嫁から、他人への攻撃へと繋がっていきます。これは月のハードアスペクトにより成功体験が得られないまま成長してしまうことで起こる心の未発達です。

 

☆天体がそれぞれどのように成功体験を妨げるのか

・太陽と火星
両親や親子の間に衝突が多く、親に気を使いすぎ、親のペースや価値観に子供が合わせなければならないことによって、成功体験ができない

・土星と冥王星
抑圧され監視され、決めた通りのことをやるように我慢させられてしまったために自由なチャレンジができず、成功体験できない

・金星と木星
子供が求めていないものまで全て先回りして与えられ助けられてしまうために、自分一人の力で成し遂げたという成功体験ができない

・海王星
理想や幻想を押し付けられ本来の願いが叶わなかったために成功体験ができない

・天王星
親の気まぐれな態度に振り回され、甘えられなかったために成功体験ができない

 

このようなパターンが考えられます。
これはご自身のホロスコープにハードアスペクトをお持ちの方なら実感が持てるのではないでしょうか。

そして、こうしたことから、親であるご自身のホロスコープの月のアスペクトを読むことも非常に大切になってきます。
月のハードアスペクトによる子供の頃の過剰な経験や抑圧・不足は、大人になるほど不満となり溜まっていきます。つまりご自身のホロスコープで月やその支配星にハードアスペクトがある場合、お子さんにその穴埋めや発散を無意識に求めてしまうという世代の連鎖が起きがちなのです。ホロスコープで月と支配星のアスペクトを読むことは、それを防ぐ手段として有効です。
また自己肯定力の不足を感じ、お子さんのことよりご自身の感情でいっぱいになってしまう方などは、積極的にご自身の心の問題と向き合う姿勢が大切になります。

連鎖させないために、ご自身で月の不満をうまく消化・発散する方法を見つけていくと、ご自身やお子さんと上手に付き合っていけるようになるでしょう。

 

☆月のハードアスペクトの消化方法(または月にハードアスペクトを持つお子さんへの接し方)

・水星
他人の良いところを探す、ゲームや遊びをする、日記をつける
(お子さんの場合は、一緒にゲームや遊びをする、悪口や批判を言わず褒めるクセをつける)

・金星
節制を覚える、たまの贅沢を許す
(お子さんの場合は、えこひいきや特別扱いしない、欲しがるものはむやみに与えず適切に与える)

・火星
スポーツをやるか観戦する
(お子さんの場合は、カチンときても怒鳴らず、冷静に会話する。できるだけお子さんのペースでものごとを進められるようにする、見守る)

・木星
スケジュールをつける
(お子さんの場合は、お子さんから助けを求めるまで手を貸さない、適切に援助する)

・土星&海王星
スキンシップをとる、ペットを飼う
(お子さんの場合は、抱きしめる、お子さんの意見や本音を真摯に聞く、また、ありがとうなど感謝や感情を言葉で伝える)

・天王星
スキンシップをとる、新しい体験をする
(これはお子さんの場合も同じです)

・冥王星
たくさんの人の面倒を広く浅く見る
(お子さんの場合は、お子さんをいち個人としてプライバシーを尊重、お子さんに自分の知らない面があることを成長と捉え見守る)

という具合です。その方法はまた、サインやハウスによっても様々だと思います。
そしてすべての天体において言えることは、お子さんを成長の過程にある一人の人間として信頼関係を築き、尊重してあげるということです。

 

また、月とその支配星にソフトアスペクトする天体は、親が適度にお子さんに接することができる長所の部分をあらわしており、またお子さんが持つ才能や長所もあらわします。ご自身の長所を知る鍵にもなるでしょう。